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Delphi についての技術上の課題(機能追加・改修、ITベンダー様へのご支援編)

前回、保守・サポート編としたご紹介したDelphi(デルファイ)についての技術上の課題ですが、今回の記事では「機能追加・改修」「ITベンダー様へのご支援」に絞ってソフィア が解決できる課題をご紹介いたします。

ソースコードが見当たらない
どれが最新かわからない
ソースコードが全部そろっていないかもしれない

Delphiアプリを最新化するにはソースコードが必要となりますが「必要なソースコードが適切に管理されていない」という状況はDelphi関連のご相談の中でも非常に多く、ソースが全く見当たらない、逆に必要以上に多くのソースがあり、どれが本当のソースかわからない、どれが最新のソースかわからないといったケースも珍しくありません。

このような場合、ソフィアでは現在ご利用中のアプリそのものと、残っているソースコード一式、またテストに使用できるデータをお借りします。
ソフィア内でアプリとソースコードを比較しながら解析を行い、ソースコードに欠落部分があれば補完し、残っているソースと実際のプログラムの動作が異なる点があれば実態にあわせてソースコードを修正・最新化します。

参考
そのアプリがITベンダーに委託して開発したものの場合、ソースコードが貴社に納品されていない可能性があります。委託時の契約条件によりますので、委託先のITベンダーにソースコードの有無やその提供についてご確認されることをお薦めします。

アプリにサードパーティーのライブラリが使用されている

Delphiでは、多彩な機能をもつ数多くのサードパーティーのライブラリ(=アプリの部品)が公開され、開発に利用することができます。これもDelphiの大きなメリットのひとつですが、時間の経過とともに多くのライブラリが提供やサポートを終了しており、現在のDelphiでは利用できないものも増えています。
現在ご利用中のアプリがこのようなライブラリを含んでいる場合、その部分の処理は新Delphiでは欠落してしまうことになるため、機能改修や移行の妨げとなります。

ソフィアでは、入手できなくなったライブラリについては、実際に動作しているプログラムと残ったソースコードを解析し、ライブラリを代替する機能を開発して補完します。
アプリにライブラリが使用されている場合、ソフィアではまず、そのライブラリが入手できないかを徹底して調査します。実際に公開が終了していたライブラリの開発者に直接コンタクトし、ソースコードを開示していただいた例もあります。
ライブラリのソースが入手できればアプリ開発は容易になり、コストの軽減も可能になります。

※元のアプリの状態や開発時期によっては、ここでご紹介している他の課題がともなうことがあります。

帳票の移行

Delphiではバージョンによりサポートする帳票ツールが変化しています。旧Delphiでサポートされていた帳票ツールやバンドルされていたツールで作成された帳票類は、通常、新しいDelphiでは動作しません。

このようなケースでは、多くの場合、新環境で利用可能なツールに合わせて、全ての帳票を全面的に書き換える必要があります。
ソフィアでは、帳票の内容だけでなく、見た目としても従来のアプリと違和感なくご利用いただけるよう既存帳票を再現しています。また新機能を盛り込んだ新帳票の設計・開発の対応も可能です。

参考
Delphiには帳票ツールが無償バンドルされており、それを利用して帳票を作成するのが一般的ですが、ソフィアでは開発効率を上げるために、より高機能の有償ライセンス版を用いて新帳票を作成しお客様のご要望にお応えしています。
※帳票ツールについてもDelphi本体と同様、弊社所有のライセンスで開発を行います。お客様には完成した帳票をご利用いただくため、ライセンスを購入していただく必要はありません。

※元のアプリの状態や開発時期によっては、ここでご紹介している他の課題がともなうことがあります。

データソースを変更したい
データベースに接続して使用したい
利用するデータベースを変更したい
アプリを複数人で同時に使用したい

Delphiのアプリは、独自のデータソース(データベース)を使用して動作している場合があります。特に古いDelphiのアプリや、現行のDelphiでもエントリークラスのライセンスで開発したアプリは一般的なデータベースシステム(OracleやMS SQLserver、PostgreSQL等)を使用できません。さらに、データ容量の制限や、アプリ自体が1名でしか利用できないこともあります。
最近ではライセンスのアップデートや保守の観点から、アプリが使用中のデータベースシステムを別のものに切り替え、移行したいとのご相談もよくいただきます。

ソフィアでは、Delphiアプリが利用するデータソースの変更をお請けしています。
専用のデータソースから一般的なデータベースシステムへの変更や、現在利用中のデータベースシステムを別システムへ切り替える作業(たとえば古いOracleから最新のPostgreSQLへの切替え)等も可能です。このような場合、アプリの内部処理を切替先のデータベースの書式に合わせて全て書き直します。
データベース自体の再構築やアプリとの接続設定、あるいはデータの移行まで含めてトータルにご支援いたします。

※元のアプリの状態や開発時期によっては、ここでご紹介している他の課題がともなうことがあります。

ITベンダー様へのご支援
Delphi関連の開発・サポートリソースの不足

過去に請負開発などでDelphiを用いており、現在も当時開発したアプリを継続してご利用中のお客様がいるが、サポート体制の維持が難しくなってきたのでサポートを終了したい。あるいはお客様からDelphiアプリの機能強化・改修の要望をうけているが対応できないと言ったご相談をITベンダー様からいただくことがあります。

ソフィアではDelphiアプリについてITベンダー様へのご支援もおこなっています。
ご要望に合わせて、開発・サポートの体制的なご支援や、開発自体をソフィアが引き受けること、またここでご紹介している課題の対応をソフィアでご支援させていただくことも可能です。

※弊社内の開発体制の状況により、対応可能な範囲、タイミング、期間等について調整、ご相談させていたくことがあります。あらかじめご了承ください。

ソフィアでは、新規開発やメンテナンスといった直接取引はもちろん、ITベンダー様へのご支援もおこなっております。数多くのDelphi案件に対応した実績と経験に基づいて、お客様の多様な課題に最善の方法でお応えします。

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